PRIME / プライム建築都市研究所展
「都市×建築×スポーツ」プリズミックギャラリー|東京


プライムは2013年秋、「都市×建築×スポーツ」という展覧会を開催。
プライムが展覧会を通して発信することとは。

Photo & Text : Kana Tanabe

展覧会概要は「スポーツは都市における重要な文化であり、場を生み出すクリエイティブな行為である。現代の都市空間において、スポーツの場について見つめ直すことで、新しい建築の可能性がみえてくるのではないだろうか。」というもの。

PRIMEが手がけてきた4つのプロジェクトの展示を中心に、建築の可能性について探っていく。

Exhibition Overview

展示された4つのプロジェクト

2020 FIFA World Cup Stadium
Concept Design

2022FIFAワールドカップ日本招致次世代型スタジアム
コンセプトデザイン
2022FIFAワールドカップ開催国決定の最終プレゼンテーションに向けて提案された8万人収容規模の都市型スタジアム。

所在地:大阪府大阪市
2022FIFAワールドカップ日本招致委員会との共同プロジェクト

JBL ARENA OF DREAMS
Shibuya Model

日本バスケットボールリーグ
夢のアリーナプロジェクト シブヤモデル
競技者のための体育館から、地域社会のためのアリーナを、スポーツの「聖地」である代々木競技場周辺をモデル地域に想定し「新しいアリーナモデルの考え方」を提案。

所在地:東京都渋谷区
日本バスケットボールリーグ・東京理科大学との共同プロジェクト

SHIBUKAWA CITY CLUB
Concept

渋川シティクラブ構想
群馬県渋川市全域を対象とした「超総合型広域スポーツ文化倶楽部」をめざし、スタート地点として既存の渋川市総合公園を段階を踏みながらクラブ拠点化していく計画。

所在地:群馬県渋川市
群馬大学との共同プロジェクト

CHIFURE cosmetic
Training facility + Ground

ちふれ化粧品 研修施設+人工芝グラウンド
飯能市で計画中の複合多機能型ニュータウンに新設される工場の次世代型福利厚生施設。企業と社員、工場見学者、地域住民、プレーヤー、観客等、交流や賑わいを生みだすようなゲストハウス。

所在地:埼玉県飯能市

Scene of Exhibition

展覧会の様子

つながる"場"を生み出す
展示を見ていると、なにやら下のフロアから楽しげな声が。おまけに、いい匂いまで。のぞいてみると、展覧会のオープニングパーティが行われている。職業も年代も違う人達同士が、楽しそうに話をしている不思議な時間。でもそれは、きっとプライムが「人を集めて何かをする」ことが好きだから。そして、プライムの周りの人達もプライムの信念に共感を得る部分があるからなのでは。
料理を担当してくださったのは北品川の家のKさん
なんと料理を作っているのは北品川の家の建て主でもあるKさんだ。今回の切り盛りを買って出てくれたそう。相当な量を用意して望んだらしいが、どの料理も完食。

30名を予想していた来場者数は総勢70名を超え、建て主や、仕事を共にしてきた懐かしい顔ぶれも集まり、展覧会のオープニングを祝った。
会場内にもワクワクする仕掛けが
会場にも来場者をワクワクさせるような仕掛けがしてある。

入り口に敷かれたグリーンの芝生は「飯能スポーツフィールド」に使用されている人工芝のメーカーのものだそうで、グリーンに引き寄せられた子供たちがゴロンと寝転んで楽しそうに遊ぶ。

そしてもうひとつは、プライムの歴代の作品達が年代順に映し出される大型スクリーン。展覧会終了後も流れ続けるスクリーンに人が集まり、パーティ終了後プチ鑑賞会になった。
毎週末には「スポーツナイト」というイベントを開催
展覧会期間中、毎週末には「スポーツナイト」というイベントを開催。

Jリーグ 佐藤仁司氏をはじめ、日本バスケットボール協会 吉田長寿氏、元サッカー日本代表 加藤久氏と錚々たるメンバーが展覧会場を熱くした。
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